メッセージ

2011年11月10日に一ツ橋ホールで開催した「第1回 美しい日本を残すための協力し合う会」に参加された皆様からいただいたメッセージの一部をご紹介します。

赤井 尚子さん(神奈川県・主婦・74歳)

人生の大先輩のお話をお聞きして、私もさあこれからだという思いにかられました。茂庭のビデオを拝見、人間の原点(縄文を引き継いだ生活)をみつめた気がいたします。あれだけ丁寧に自然と共に生活を大切に生きてきた村がダムの底になってしまったとお聞きして心が痛みます。(大切なものが失われてしまった) 文明を追うのではなく、古いものを捨てるのではなく、長く引きつがれた人間の知恵を引きついでいきたいものです。

 

安野 肇子さん(東京・学生・17歳)

欧米化がだんだんと進んでいる社会で、日本が誇れる文化が失われているという現状は、とても悲しいものだと思う。欧米化が進むことにより確かに以前と比べ生活が過ごしやすくなっているとは思うが、昔から日本の職人達が守ってきているものをもう少し理解すべきだと思い、このような文化や伝統を知ることができて本当に良かったです。社会から見れば自分はまだまだ若い存在ですが、自分より下の世代は忍耐が弱いといろいろな面で感じます。お話にもあったように、そのような世代に育ててしまったのは自分の世代でもあるので、上の世代から下の世代の縦のつながりをもっと深められる世の中にしたいです。本日はありがとうございました。

 

岡本 Malla 有子さん(東京・ネパール舞踊家/大学講師・47歳)

どの先輩方々も、いろいろな道を極めた、あるいは今もなお探究しつづけているお姿で、とても元気をいただくことができました。是非是非迷える後輩たちを叱咤激励して、現世に生きている限り引っぱっていっていただきたいです。それぞれの世代や地域や専門分野などに、心ある美しい日本を残したいという、同じ志を持った人々はきっと居ると思います。今回この会を企画運営なさった美しい日本を残すために協力し合う会が、これからも是非まずは同じ志の者たちのネットワークを築いていく音頭をとっていただいて、このエネルギーを延いては無関心であった人々へまでも巻き込むことへ向けていけるよう、微力ながら私も協力させていただきたいと思いました。こどもたちのためにはやくなんとかしたい!!

 

小川 美代子さん(東京・主婦・62歳)

年齢を重ねることのすばらしさをたくさんの方々から学びました。(日頃、年をとるのは、辛い、大変だ……という傾向にとらえがちの私にガツンと檄をとばしてくれました) 80、90代の年齢の方々が、一本の道を大切に根を張り生きているお姿に、これから私が行く道へ灯を照らしてくださいました。今日のこの会が催されたことに感謝です。民映研とは20代から細々ですが繋がりをもってきました。民映研・姫田さんに出会ったことは間違いなかったことを、本日の会で実証しました。姫田さんの著『本当の自分を求めて』は私のバイブルです。

 

尾崎 勝子さん(埼玉・主婦・67歳)

年配の方々のお話を聞く機会が少なかったので、今日は元気をもらいました。人生、いつも感謝の気持ちを持って、素直な心を忘れずに過ごしていきたいと思います。まだまだ自分に出来ることがありそうだな、と勇気が出ました。

 

久保 比査子さん(神奈川県・テレフォンオペレーター・53歳)

実家の宮城にいた頃は、ワラビやゼンマイ、タラの芽、ウドなど山の幸を食べていたので、「茂庭の暮らし」を見て懐かしくなりました。このイベントで、水を汚さない、裏紙を使う、着物を長く着る、簡単に物を捨てない等、子どもの頃はあたり前と思っていたことを思い出させていただきました。2回目を楽しみにしています。

 

小島 寛之さん(神奈川県・会社員・39歳)

今日はいっぱいの宝物を頂きました。しかし、これは先輩方の知恵であり、新しいものではありません。しかし、今をもって新しいものであります。そう感じました。ありがとうございました。

 

櫛間 清幸さん(神奈川・大学職員・54歳)

人生の大先輩の方々のお話をうかがい、誠実に生きる大切さをあらためて感じました。そして、たくさんの知的なエネルギーをいただきました。この会が継続されることを切に希望します。

 

小柳 久江さん(東京・広告企画制作・68歳)

《自然環境が精神をつくる》

昔の日本人は自然に寄り添って生きていたのですね。今日お話いただいた方々も、そうやって生きてこられたと思います。にじみ出る美しさは、それを物語っている。人間は自然の一部。ことに、日本は四季にめぐまれた最高の環境だということを、改めて見直したいと思います。私は今、和服に凝りはじめました。

 

田中 由岐絵さん(東京・主婦・38歳)

木村孝さんの「便利さにお返しをしているか」という言葉が一番印象に残りました。考えたこともなかったです。日々、自分が思っていること(大切にしたいこと)は、(先生方のお話を聞く中で出てきていたので)やはり大事にすべきだと改めて思いました。まずは自分にできることからコツコツとやっていこうと思います。それにしても、皆様お若くて、しっかりしていらっしゃるのが、長生きの秘訣なのかなと思いました。(エラそうにすみません) 歳をとる毎に「こぎれい」にすることを忘れず(最近子育てを言いわけにオシャレすることを忘れています)、食を大切に、日々を過ごしていきたいです。今日は貴重なお話をありがとうございました。

 

土谷 素子さん(神奈川・整体講座企画・53歳)

私の子供のころの生活、思い出してみた。マキでたいたおふろ、トイレにうじ虫がいた。春に祖母と一緒に一年分のキャラぶきをつくるために入った山、一年分のだいこんのたくあん、うめぼし……。キオクにあるのは、その祖母が、うめぼしの塩分を気にしてうめぼしをつくりはじめたこと、etc。今日は少しだけでしたが、おじゃましました。小6の娘と茂庭のフィルムと細川さんのお話を楽しくうかがいました。

 

中野 建之さん(千葉県・無職・68歳)

豊かな心で大きなお仕事を続け素敵な人生を歩んでいられる大先輩の言葉の重さに感動です。人間にとって感謝と思いやりは、心を豊かにゆとりをもちます。「ごあいさつができない」、どうなっちゃうのですか。細川さんに同感です。30年前まで躾け教育をしましたが、今はまったくしておりません。学園の同窓会に伝えておこうと思います。食と文化、野草を食べることは動物である人間にとって必要、体だけでなく心も。コンビニでは心の健康はない。今日、これからもなお勉強しろと教えられました。

 

畠山 森国さん(東京・エッセイスト/環境カウンセラー・70歳)

日本の心の故郷、人間の魂の源泉に誘われました。日本人が世界で活躍できる力は、実は他国、他民族に比べて、伝統・伝承を大切にしているからではないでしょうか。厳しく見れば、その伝統も伝承も忘れがちできました。現在の行き詰まり、閉塞感もきっとそのせいではないでしょうか。欧米、あるいはアジア諸国革命の歴史と比べて日本の歴史は、決して過去を捨てることなく、歴史をつないで来ているように思います。一つの例は天皇制です。天皇制の功罪は別として、歴史の事実としてそのように思います。つまり、過去の歴史のトータルで生きる知恵をもっているのが日本人なのではないでしょうか。

 

松岡 孝枝さん(神奈川・フリーランサー・61歳)

礼儀にしても、とにかく教えられていない─、これが諸悪の根源です。「教える人」がいなくなっています。人生の大先輩が、たおやかに、はんなりと、力を抜いて、まっすぐに話すことができるのは、女性ならではのことでは! ノスタルジックに聴くことに終わらないように、若い人たちにこそ、積極的に聴いてもらえるようにしたいです。

 

森山 佳代さん(千葉・編集・50歳)

大地の恵みに感謝し、そこからいただいたもので、自分の手によりしつらえる、つくる、ていねいに……こうした手仕事の美しさを忘れてはいけないと思いました。今、すぐには真似できなくとも、心を向けること、自然界からうばいつづけるのではなく、「恩返し」すること、その気持ちを持ち続けていたいと思います。手仕事は、そのまま生きる力にも通じます。子どもにも受け継がせるのが「大人」の責任だと自覚しました。

 

山田 純江さん(東京・歯科衛生士・35歳)

それぞれ女性の先輩がパワフルで素晴らしかった。是非2回~3回…と続けてほしいです。食べ物に感謝し、毎日の暮らしを丁寧に生きる。その様な気持ちが、ムダをなくし、子や孫へと伝承していくのだなと感じます。日本は素晴らしい国! 守っていきたい! ご先祖様に感謝です。